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Information
ひとはひとりに一つずつ小さな匣を抱え、大きな箱庭の中で生かされている。
消せないあの日々の断片が詰められたそれは、呪いであり祝福となり、果てまで伴う戦友になり得るかもしれない。
されどあたたかな影に溺れてはならない。
牙も、羽も、爪も、雫も、あなたをみつめる鏡でしかないのだから。
絶えない熾火が目蓋の裏を灼いても、眼差しは消えない。
消せないあの日々の断片が詰められたそれは、呪いであり祝福となり、果てまで伴う戦友になり得るかもしれない。
されどあたたかな影に溺れてはならない。
牙も、羽も、爪も、雫も、あなたをみつめる鏡でしかないのだから。
絶えない熾火が目蓋の裏を灼いても、眼差しは消えない。
Each one of us carries a small chest, allowed to live within a large miniature garden. The chest filled with fragments of unforgettable days is a curse or celebration that could be your ally accompanying you through to the end.
And yet, you must not drown in a lukewarm shadow as any fangs, feathers, claws, or dew drops are just a mirror staring back at you.
Even if glowing embers constantly scorch the back of your eyelids, your gaze never falters.
“Days Kept in Chest”
- 2024年11月1日(金)~ 2024年11月18日(月)
- 営業時間:13:00~19:00
※最終日は17:00まで - 定休日:火・水・木
- Gallery 04街区 ≪X≫≪Instagram≫
〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西4-3-4 Collection Nakazaki1 1F
≪google map≫ - 入場料:無料
白線の上をゆらゆらと歩き、落ちたら地獄、そんな遊びを子どもの頃にした。
私は何度か落っこちたので、もう幽霊みたいなものだ。
なにをもって『生きている』と定義付けるのか、それはひとそれぞれだろう。
ただいまと帰る家も、笑い合う団欒も、安らかな惰眠も、なにもかも当たり前ではない。
なにもない私でもただ在ることを赦されたかったけれど、そんなものは高望みだったらしい。
洗剤を呷ってみても驚きの白さにはなれなかったし、欲しいものはいつも手に入らなかった。
だからこそ、なにも持たないこの手でも、創り出せるものが在ると証明したい。
奪われた選択肢に囚われず、不条理さえもおかしみに、わたしは私を生きてゆく。
I played such games as a child, walking shakily on the white line, and if I fell, fell into hell.
Several times I fell, so I am already like a ghost.
What defines "living" is up to each individual.
There is not always a home where we can say "I'm home," a happy time of laughter, or a peaceful coasting sleep.
I wanted to be forgiven for simply existing as I am, but apparently that was an impossible desire.
Even if I tried a slurp of detergent down my throat, I could never achieve an amazing whiteness, and never get what I wanted.
That is why I want to prove that there is something I can create even with my own hands that have nothing.
I will live my life, not being trapped by the choices I have been deprived of, and turning even the absurd into funny.
私は何度か落っこちたので、もう幽霊みたいなものだ。
なにをもって『生きている』と定義付けるのか、それはひとそれぞれだろう。
ただいまと帰る家も、笑い合う団欒も、安らかな惰眠も、なにもかも当たり前ではない。
なにもない私でもただ在ることを赦されたかったけれど、そんなものは高望みだったらしい。
洗剤を呷ってみても驚きの白さにはなれなかったし、欲しいものはいつも手に入らなかった。
だからこそ、なにも持たないこの手でも、創り出せるものが在ると証明したい。
奪われた選択肢に囚われず、不条理さえもおかしみに、わたしは私を生きてゆく。
I played such games as a child, walking shakily on the white line, and if I fell, fell into hell.
Several times I fell, so I am already like a ghost.
What defines "living" is up to each individual.
There is not always a home where we can say "I'm home," a happy time of laughter, or a peaceful coasting sleep.
I wanted to be forgiven for simply existing as I am, but apparently that was an impossible desire.
Even if I tried a slurp of detergent down my throat, I could never achieve an amazing whiteness, and never get what I wanted.
That is why I want to prove that there is something I can create even with my own hands that have nothing.
I will live my life, not being trapped by the choices I have been deprived of, and turning even the absurd into funny.
- 2024年9月18日(水)~ 2024年10月19日(土)
前期:9月18日(水)~10月5日(土) 卯月梨沙による作品セレクション
後期:10月9日(水)~10月19日(土) スタジオ35分による作品セレクション - 営業時間:16:00~22:00
- 定休日:日・月・火
- スタジオ35分 ≪X≫≪Instagram≫
〒164-0002 東京都中野区上高田5-47-8
≪google map≫ - 1 drink order
2024/08/31 ギャラリー『幽明』2023年度ヤング・ポートフォリオ作品追加
2024/01/13 ギャラリー『幽明』第29回 土門拳文化賞 奨励賞受賞作品追加
2024/01/13 プロフィール更新
- 2024年1月15日(月)~ 1月28日(日)
- 12:00~19:00
- Place M ≪X≫ ≪Facebook≫
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F
≪google map≫ - 会期中無休
- 入場無料
- トークイベント
- 2024年1月20日(土)15時〜
- 観覧無料
- 副館長であり審査員の瀬戸正人さんと収蔵作家によるトークイベントも開催されます。どなた様もご観覧頂けますのでお気軽にお越し下さい。
2024年の展示は現状こちらのみです。清里は遠く、お運びになれない方もこの機会にご高覧頂けましたら幸いです。
二足歩行のわたしたちは、肥大化した頭の重みで傾いでゆく。
上手に歩けないおかしみに縺れ、素足の裏で確かめながら、汚れた利き手は空で踊る。
裏返しの心臓が叩く、その音に耳を澄まし、誰のものでもない魂が吠えた。
ほんとうは知っていたはずだ。
はじまりの色を、呼吸の在処を、忘れてしまっても生きてゆけることを。
がらんどうの先でしか出遭えない本能を。
視詰め合う瞳の中、命題が響き燃える。
As humans, we sway under the heaviness of our swelling minds.
We confirm our presence with our unshod feet.
Try to confirm our existence by feeling around.
But all we end up with is emptiness and nothingness.
When we tune in closely, we hear the truth. It is the roar of a soul that belongs to no one.
We were conscious, yet remained unaware —of the original color, the source of our breath, and that even in oblivion, life persists.
In this emptiness, we serendipitously find something so deeply raw. It is like a primal instinct.
In the moment when our eyes gaze, the deepest desires ignite and resonate.
"The Beast Within"
上手に歩けないおかしみに縺れ、素足の裏で確かめながら、汚れた利き手は空で踊る。
裏返しの心臓が叩く、その音に耳を澄まし、誰のものでもない魂が吠えた。
ほんとうは知っていたはずだ。
はじまりの色を、呼吸の在処を、忘れてしまっても生きてゆけることを。
がらんどうの先でしか出遭えない本能を。
視詰め合う瞳の中、命題が響き燃える。
As humans, we sway under the heaviness of our swelling minds.
We confirm our presence with our unshod feet.
Try to confirm our existence by feeling around.
But all we end up with is emptiness and nothingness.
When we tune in closely, we hear the truth. It is the roar of a soul that belongs to no one.
We were conscious, yet remained unaware —of the original color, the source of our breath, and that even in oblivion, life persists.
In this emptiness, we serendipitously find something so deeply raw. It is like a primal instinct.
In the moment when our eyes gaze, the deepest desires ignite and resonate.
"The Beast Within"
- 2023年11月28日(火)~ 12月3日(日)
- 13:00~20:00
- Gallery Niépce ≪Facebook≫
〒150-0001 東京都新宿区東京都新宿区四谷4-10-1 メイプル花上2F
≪google map≫ - 会期中無休
- 入場無料
2023/08/02 プロフィール更新
テディベア作家のYanagi様からご依頼頂き、制作全般を担当いたします。
Atelier L'hortensia改め『Atelier gr gr』のオープン1周年を記念し、ラフォーレ原宿という個性溢れる空間で、新たな魅力をお届けするイベントを開催いたします。
本展ではアーティスト、日本画家、水彩イラストレーター、社会人、高校生など幅広い層をモデルとして起用。モデルが共に過ごしたいとイメージしたテディ6体を制作、展示・受注販売します。
卯月梨沙の写真作品をプリントしたテディベアの受注販売やグッズの展開も。
あなたなら、テディとどんな風に過ごしますか?
お揃いのお洋服で、かわいくおめかししたいひと。
平面の空想を、現実の立体に喚び起こしたひと。
自分の分身として、どこまでも一緒に旅したいひと。
眠る時、一緒に居てくれたら心地好いなと抱くひと。
欠けた部分に寄り添う存在として、祈りを込めるひと。
プレゼントにもらっただけで、興味を持てないひと。
インテリアの一部でしかないひと。
正解なんてない。
自由に、あなたの好きなかたちで、テディと一緒に居てほしい。
エネルギッシュな闇鍋みたいなイベントを、お楽しみ頂けたら幸いです。
お気軽にお立ち寄り下さい。
Atelier L'hortensia改め『Atelier gr gr』のオープン1周年を記念し、ラフォーレ原宿という個性溢れる空間で、新たな魅力をお届けするイベントを開催いたします。
本展ではアーティスト、日本画家、水彩イラストレーター、社会人、高校生など幅広い層をモデルとして起用。モデルが共に過ごしたいとイメージしたテディ6体を制作、展示・受注販売します。
卯月梨沙の写真作品をプリントしたテディベアの受注販売やグッズの展開も。
あなたなら、テディとどんな風に過ごしますか?
お揃いのお洋服で、かわいくおめかししたいひと。
平面の空想を、現実の立体に喚び起こしたひと。
自分の分身として、どこまでも一緒に旅したいひと。
眠る時、一緒に居てくれたら心地好いなと抱くひと。
欠けた部分に寄り添う存在として、祈りを込めるひと。
プレゼントにもらっただけで、興味を持てないひと。
インテリアの一部でしかないひと。
正解なんてない。
自由に、あなたの好きなかたちで、テディと一緒に居てほしい。
エネルギッシュな闇鍋みたいなイベントを、お楽しみ頂けたら幸いです。
お気軽にお立ち寄り下さい。
- 2023年8月1日(火)~ 8月31日(木)
※8月8日(火)、9日(水)全館休館 - 11:00~20:00
※8月1日(火)16:00-20:00、31日(木)11:00-18:00 - ラフォーレ原宿0.5F(愛と狂気のマーケット内) ≪Instagram≫
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-6 ≪google map≫ - 入場無料